2015年9月23日水曜日

フォルクスワーゲン(VW)の不正問題 トタルの不正疑惑 欧州企業に異変

23日の相場がなぜ沈んだのか、と思ってニュースを見ていたらVWの不正問題が大きく取り上げられていました。WSJ日本語版を中心として、でこれまでの報道を少しまとめてみました。






最終的にどのような不正がどれぐらいの規模で行われていて、どの程度の損害がユーザーやVWに起こり得るのか不透明感が強い、という点が厄介ですね。

メルケル首相も真相解明と情報公開をVWに強く迫っているとも報道があって、環境ドイツに対する信頼性や欧州のディーゼル車政策全般に悪影響を与えかねない点を懸念しているようです。

感想
真面目なドイツ企業(という先入観が強い)でこんな大惨事が発生するとは。
VWは中国市場ナンバーワンカーだったと思った。こちらへの影響もどうなることやら。中国で車の売れ行き不振となるか、日本車のシェアが増加すると出るか。。。

トヨタが2009~2010年にかけて行ったリコール台数は約500万台、制裁金は40億円程度の様だった(ウイキペディアによる)。今回は台数でトヨタの倍以上、制裁金だけでも桁違いなので、衝撃は大きいですね。


フランスのオイルスーパーメジャーの一角、トタル社でも不正の「疑惑」(トタルは疑惑を否定している)があった。

こっちはシェールガスの取引に絡む不正ですが、「潮が引くと誰が裸で泳いでいたかがわかる」というような出来事がまた出てきそうで嫌な感じです。


日本のマスコミの論調が「利益至上主義に走ったから」という単純な構造にならないことを祈ります。私は(一部の)マスコミに、あなたたちこそ利益至上主義で、事実を歪曲するような報道を平気でやっているんでしょ? と言ってやりたいぐらいです。

応援お願いします。
にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ






0 件のコメント:

コメントを投稿