2015年10月27日火曜日

森喜朗元首相に対する雑感 がんと闘う

ヤフーのコメント欄がひどすぎると感じたので。


コメントはリンクからみてください。

一応記事では、「森会長は3月に肺がんの手術を受けたことを公表しているが、病気との関連については説明しなかった。」
と記載があった。

「俺ががんか何かで死んだらいいと思っているんだろ」「いずれ分かること」
ともコメントしている。

以上(同記事抜粋)


彼はその発言から、かなり損な役回りを演じているような気がする。
私もかつては、森氏に対していい思いはなかった。しかし、最近その思いが少し変わってきた。

ラグビーのワールドカップの日本開催にこぎつけ、安倍さんに近い関係もあって、東京オリンピック委員長に就任した(経緯はよく知らないが)。

ただ発言は相変わらずで、ソチオリンピックで浅田真央さんに対する件で、寝ていた子を起こすような騒ぎになり、国立競技場建設問題でも同じような感じになってしまった。

ただ、彼自身は首相就任直後に前立腺がんを患い(のちに完治)、今年の3月には肺がんの手術を受けたそうだ。
肺がんの詳しい治療経緯はわからないが、仮に抗がん剤治療が必要なケースだったとすると脱毛の前に毛を刈った、なども考えうる(すでに抗がん剤治療が終わって、脱毛が始まる前に刈った可能性もある)。

2度目のがん宣告を受け、仮に転移や症状悪化などが発見されたとしたら、これらのコメントはちょっとひどすぎるんじゃないか? と思った次第です。

いま日本のがん治療は、「働きながら」あるいは「日常生活を送りながら」がん治療ができる社会を目指している(あくまで目指しているだけで、完全に実現するにはほど遠いが、外来治療で抗がん剤を投薬できるがんも増えているのが事実)段階で、芸能人のような人も積極的に公表して戦っている人が出てきた。

彼の言い方がすべてよくないので、ある意味自業自得のようなところもあるが、故川島なお美さんも「自分らしくがんと闘った」ということで美化されているが、森さんもまた「自分らしく」(他人に不快感を与えてしまう発言はなんともしがたいが)がんと闘っているのではないか?

オリンピックの実行委員ってある意味名誉職で、最後の奉公だと本人は思っているかもしれないし、がんと闘っている人に対し、リスペクトがなさすぎるような気がした。

誰でも、いつでも、突然、がん宣告される可能性はありますから。

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