2015年7月6日月曜日

東芝の「不適正」会計問題のけじめのつけ方」ポリシーが欲しい






前回記事

東芝の「不適切会計」は4事業「のみ」なのか?


さて、思った通り??? 利益の修正額がぐっとぐっと増えるらしい。

当初500億円→が1000億円とも1500億円とも言われていますね。

日経新聞では、1500億円級と報じられています。
(いつも思うけど、リークする奴はどこの世界にもいるんだなあってこと。なぜばれるんでしょうか?)



東芝の処分もさることながら、一連の「不適切」なのか、「不正会計処理」なのか、「粉飾決算」なのか、これらの用語に違いがあるのかないのか、わかりませんが、結果的に『組織ぐるみ』で投資家や世間のステークホルダーを欺いたことは違いありません。

少なくとも「不祥事」には違いないと思います。

日本独特の「企業価値概念」からすれば、会社は株主のものだけではなく、「社会の公器」と言われているので(私は違うと思いますが)、株主総会だけでこのような詐欺まがいの結果を決めてよいのかって気もします。

私は特別に東芝に利害関係があるわけでもなく、東芝に敵対心があるわけでもありませんが、ちょっと名の通った大企業が『不祥事』を起こした場合、場当たり的に事件が解決され、うやむやにされてきたことが、今回のような結末を招いているような気がしてなりません。

こうなったら、原則、こうするとういう強いポリシーを持って臨んでほしいと思います。





個人的には上場廃止という経営陣が最も避けたいと考える手段がいいと思います。また社会インフラ部門と半導体関連部門は分離するのがよいような気がします。

ちょっと考えればわかると思いますが、決算をごまかす企業の製品の性能が本当に仕様通りなのか、と勘繰ってしまいます。

我が家もエアコンや冷蔵庫を買うときには、必ず東芝や日立の製品が候補になるぐらい、そっちの製品では信頼していたので、ショックが大きいです。

我々も「マスコミを懲らしめる」といった報道に目くじらを立てる場合ではなく、身近の出来事に耳を傾けて、対処しないと、かつては雪印、カネボウ、グッドウイルといった企業は解体に追い込まれたのですが、オリンパスは何もなかったかのように存続しているのは、何が違うのだと思います。第二次世界大戦でも、ヤルタ会談等で戦後処理の枠組みは作られていましたね。


仮に1500億円だったとした場合、20143月期の純資産は1.4兆円で自己資本比率が20.4%だったものが、自己資本1.25兆円で同比率が18%台まで下がります。東芝のようなシクリカルな業績の企業の自己資本比率が20%前後だと不安ですね。


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