2015年7月19日日曜日

S&P500 Dividend Aristocrats(配当貴族) #2 Automatic Data Processing(ADP)40年連続増配





ADPと言えば、民間雇用統計で有名な会社です。政府発表の雇用統計の前々日に発表されますね。

これは企業に勤務する給与計算代行会社です。もう40年も連続して増配していますね。


鉄板銘柄です
ただし、株価の方は十分に評価されている、と言えるかも(PER25倍)。元々当社は投資家から安全パイ銘柄として有名だった。私も候補先にあげていたころ(2012年~2013年)ですら、PER18倍ぐらいあった(S&P500の予想PER13倍台の頃)。

これもアメリカブルーチップの平均的なEPS成長率(6.9%)並みで推移しています。
DPSは直近5年で8.6%の成長率です。

一言でいえば、鉄板銘柄ですね。

かつては、JNJ、マイクロソフトと並んで長期債務格付けがAAAでした。しかし2014年に事業部門をスピンオフしたらダウングレードされたようです。

ピーター・リンチが著書で、「退屈な社名の会社ほど株価パフォーマンスはエキサイティングだ」(趣旨)といって名前を挙げた会社の一つです。リンチ氏の時代から優良企業だったのですね(ほかには、清掃会社のWaste ManagementWMってのもリンチ氏は言っていた気がする)。

60万社以上の企業が当社の給与計算システムを導入している模様で、この分野では独占企業に近いようです。

スイッチングコストが高いので(他社に乗り換えが効かないオンリーワン企業)、当然Economic MoatWideMorningSatarでは評価されています。

年率7%~8%の売上高成長が見込めるらしい





現在、その60万社に人事ソフトや福利厚生管理ソフトなどをクロスセルすることが成長戦略の柱になっているようです。

雇用人数の増加(給与計算母数の増加)+インフレ並み値上げ+クロスセリング効果で7%~9%の売上高増加が見込めそうだ、とも言っています。

ライバル?企業にPaychexPAYX)という企業がありますが、ADPが大企業中心の取引に対し、PAYXは中小企業中心の給与計算サービスが主力の様です。

配当利回りは常にPAYXの方が高いので、投資するときはより配当利回り重視の人は、PAYX、安全性やブランドに惹かれる人はADPという感じでしょう。

ストックビジネスモデル、スイッチングコスト大、バランスシートも鉄板、安定した増配、アメリカのアウトソーシングビジネスの代表格です。

これも持っているだけで、お金持ちにしてもらえそうな会社ですね。何らかの拍子で、株価が調整したら狙いたい銘柄の一つですね。

応援お願いします。

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ

0 件のコメント:

コメントを投稿