2015年7月18日土曜日

DRIP(配当金自動再投資)の中間報告 その2 Phillip Morris (フィリップモリス)





DRIPについて
DRIP(配当金自動再投資 Dividend Re-Investment Program:受取配当金で、当該配当の支払い会社の株を端株でも買っていくプログラム。アメリカの証券会社でやってくれる)は、36912の月は結構ラッシュになっていまして、IBMJNJChevronが該当します。


いずれも配当利回りが3%以上ありますので、理論上は年間株数も3%増えます(注:正確にはあっちの税金が10%控除されるので3%弱)。

株価が低いほど、DRIPで買い付ける株数が増え(配当利回りが高くなるから)、株数が増えるほど受取配当金が増えます。そしてこれらの企業は連続増配を命題としていますので、さらに株数と配当が加速化していきます。

配当金が配当金を生むシステムです。日本でぜひやってほしいシステムだと思っています。
私もDRIPをアメリカのFirstrade証券で、もう5年近くやっています。ただし、現時点では、文字通りほったらかし投資になっていて、追加資金も引き出しも一切やっていません。

そういった中で、成熟株であるAT&TJNJあるいはPMなどを放置していますが、それでも配当金が年率10%ぐらいで増え続けています。

ケーススタディ フィリップモリス





私の代表銘柄?の一つであるPM(フィリップモリスインターナショナル)は、ギリシャショック第一弾???だった20105月頃に100株買いました(50ドルぐらい)。2015年の6月現在、株数は120.4株ほどあります。5年で2割の株式数の増加。年間ざっくり4%ぐらい株数が増えていますね。PMの配当利回りはだいたい45%のレンジ内だと思います。

この間、PMは毎年増配しています。FirstradeだとDRIPに伴う株の買い増しの手数料は無料です。

ちょっと概算ですが、

2010年の配当 DPS2.44×100244(ただし税前) 
2015年の配当 DPS4.00×120480(ただし税前、かつ今年の夏の増配を考慮せず)
受取配当金は244ドルが480ドルと5年で約2になっています。

(年平均増加率換算すると約15%になります。たぶん8月か9月に増配する、例年より少なめが予想されるものの、と思いますので、もう少しアップサイドがある。)


下記はFirstrade証券の画面

100株を基本に、配当利回りはおおむね4%を超えていたので、DRIPする株数は1株を超えたことが多かった(PMのティッカーのすぐ右の数字。直近は1.37株も買っていますね)。

まさしく配当金が雪だるま的に増えてくための仕組みとしてはうってつけだと感じています。日本の証券会社でやってくれたら(ただしある程度しっかりした会社が望ましい)、その証券会社に全アメリカ株資産を一気に移転してもいいかな、と思っています。

応援お願いします。

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ

8 件のコメント:

  1. こんにちは。

    海外口座は、dripでほったらかし投資という事ですが、毎年の配当金は確定申告されているのでしょうか?

    ご存知かと思いますが、日本国内で源泉徴収されていない(税務署に支払い通知書が発行されていない)海外口座の配当金や利子などは、たとえ1円でも申告しなければ脱税になります。

    サラリーマンを引退して配当金リタイア生活をしている場合など、配当金を確定申告しなくてもよい国内口座なら(外国税額控除を捨てれば)20.315%の源泉徴収ですませれば、国保などを安く抑える事もできますが、申告義務のある海外口座の場合は、問答無用に社会保険料が(税率は自治体によりますが国保や介護保険料等で配当額の10%以上)跳ね上がってしまいます。

    また、ブログのアフィリエイト収入なども、確定申告が必須の方の場合(年末調整済みサラリーマンなら申告が免除される年間20万円以下であっても)、申告しないのは脱税になります。
    サラリーマンの副業としてのアフィリエイト収入は、本業の年収によって税率が変動する雑所得になりますので、税率が高い場合は割りが合わないかもしれません。

    返信削除
    返信
    1. ご忠告ありがとうございました。
      毎年確定申告しています。 
      そこまでほったらかしではありません!

      削除
    2. 楽しく拝読しております。私も外国税額控除は捨てたほうがいいのかなあと推定しているところです。住民税や社会保険料が跳ね上がっては大変です。というのも昨年3〜4月に、かなりの持株を売ってKMRに大きく乗り換えた際、多額の売却益が発生しました。確定申告で利益の2割の所得税はしょうがありませんが、住民税が利益の5%程度増えていました。おそらく社会保険料も増えているでしょう。最近の取引では米国株も特定口座が利用可能になっているので、その点良くなりましたが、まだ特定口座が利用できなかったときのSBI証券や楽天証券で購入したものは、売るときこわいですね。外国税額控除も利用すると、その後が怖いんでしょうね。

      削除
    3. 住民税は確定申告の時に、別途税務署に個別支払いを申告すれば、給与から源泉されないはずでは?
      以前も、サラリーマンをリタイアすると、社会保険料への影響がある、と指摘を受けましたが、私は詳しくないのですが、現役のサラリーマンで社会保険料に影響が出るのですか?
      毎年、電子申告なので、要件を打ち込んだ後は、その通りに支払っているだけなんですけどね。
      今年はFordを売ったので、まあまあ税金がかかることは承知していますけど。

      削除
    4. 今年3月に株式譲渡益を申告して利益の2割の所得税を払いました。その後7月になって住民税の納税通知書がきました。開けてびっくり、通常の給与所得への住民税を仮に100とすると、株式譲渡益への住民税が約50でした。要するに通常の1.5倍に跳ね上がっていました。株式譲渡益を100とするとそれに対する住民税の割合が5程度になっていました。5月に転職したことが影響して、住民税を、この第二期から給与から差し引くことができなくなったことから、口座振替依頼書で別途売り込むことになるとともに、内容の明細への説明がありましたから、わかった次第です。譲渡益が多額である場合は要注意です。そこからの類推で配当所得が多額の場合も申告すると同様になるのでは?と推定しているところです。

      削除
  2. DRIPは個人投資家のメリットはもちろんのこと、企業からみた場合本来配当金として流出する現金が出て行かないというメリットがありますよね。日本の証券会社でもできるようになってほしいものです。
    ところでDRIPで買い付けるとき企業によっては5%とかのディスカウントで買えることがあると昔なにかで見た記憶があるのですが、そのあたりどうなのでしょうか。

    返信削除
    返信
    1. 本で読んだ程度の生半可な知識ですが、アメリカでは証券会社を介さずに、企業から直接配当をもらう制度がある(あった?現在もあるかわかりません。企業によると思います)。その企業に配当を現金ではなくDRIPにしてくれ、とお願いするとご指摘の通りディスカウント価格で買える、というのがあった記憶があります。
      同じような知識ですみません。
      たとえばJNJだとこんな感じです。
      Johnson & Johnson does not have a direct purchase program available to the general public. However, existing shareowners may make additional purchases of stock without fees or commissions through the Johnson & Johnson Dividend Reinvestment Program (DRIP). For more nformation, please contact Computershare Trust Company, N.A., at (800) 328-9033 or (781) 575-2718 (outside the U.S.). You can also contact them at their Web site: Computershare.com
      これだと割安かどうかわかりませんが。

      削除
  3. いつも投稿を楽しみに読んでおります。Firstradeに口座を持っておりましたが、DRIPの存在を知りませんでいした。
    早速設定しました。どうもありがとうございます。

    返信削除